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朝の学び72 創世記8章

9月2日
読了時間: 8分

創世記8:13-20

ノアの生涯の第六百一年の第一の月の一日になって、水は地上からかわき始めた。ノアが、箱舟のおおいを取り去って、ながめると、見よ、地の面は、かわいていた。第二の月の二十七日、地はかわききった。そこで、神はノアに告げて仰せられた。「あなたは、あなたの妻と、あなたの息子たちと、息子たちの妻といっしょに箱舟から出なさい。あなたといっしょにいるすべての肉なるものの生き物、すなわち鳥や家畜や地をはうすべてのものを、あなたといっしょに連れ出しなさい。それらが地に群がり、地の上で生み、そしてふえるようにしなさい。」そこで、ノアは、息子たちや彼の妻や、息子たちの妻といっしょに外に出た。すべての獣、すべてのはうもの、すべての鳥、すべて地の上を動くものは、おのおのその種類にしたがって、箱舟から出て来た。ノアは、主のために祭壇を築き、すべてのきよい家畜と、すべてのきよい鳥のうちから幾つかを選び取って、祭壇の上で全焼のいけにえをささげた。



 

公義の中で働かれる神様


ノアの洪水が止まって水が渇いて、水が完全に引いて乾燥するまでのすべてのことも肉の秩序と法則に従ったことを見ることができます。神様の力で瞬間に水が消えて地が乾いたのではなく、肉の法則によって水が蒸発して乾くには風も必要であり、十分な時間もかかったのです。洪水とともに光が取り込められ、この地には肉の根本的な属性が現れ、これと共に肉の秩序と法則も生まれるようになりますが、父なる神様はまさにこのような肉の秩序と法則を自らも尊重して従ったのです。


神様は、万物の主菅者として望めば何でもできるのにもかかわらず、真の子どもを得るための人間耕作を成し遂げるために、このように自らも公義の中で肉の秩序と法則に従っておられるのです。これは今日も同じです。もし父なる神様が肉の秩序と法則を無視され、無限の権威と力を存分に現わしているなら、今日神様を信じない人はおそらくほとんどいないでしょう。


例えば、自然の法則を破って、しばしば天気を主管していかれたり、初めに地球を創造する時のような創造のみわざを、今でも世界中のあちこちに現わしているとしたら、今日、神様を信じない人はおそらくほとんどいないでしょう。神様の力の前に恐れても信じるでしょう。しかし、神様は肉の空間の中では、自ら肉の秩序と法則に従われるので、そのように肉の秩序と法則に反することは行われないのです。



確かな公義の中で働かれる神様の力


それでは、聖書に肉の秩序と法則にはずれる奇跡としるしが何度も現れたのはなぜでしょうか。例えば、空から火が降ってきたり、風と波が一瞬にして静まり、死んだ者が生き返るなどのことが出てくるのですが、これを通して人々が神様を信じて認めるようになりました。


それでは、これらのことは神の力を示し、人々が主を信じて救いに至るようにするために神が肉の秩序と法則を破ったのでしょうか。そうではありません。これは公義に反するものでもなく、肉の秩序と法則を破ったものでもありません。



神様の力は正確な公義の中で働かれます。例えば、神様が天に火で文字を刻んだり、何人かに直接現れ人々に神様を信じさせるならば、これに対しては敵である悪魔・サタンも訴えることが出来ます。「公義に反する」と言います。そうして、神様を信じない人がどこにいるのかと問い詰めることになるということです。


しかし、公義の中でふさわしい資格を持つ人が神様の力を示すことについては、敵である悪魔・サタンも訴えることができません。そしてこの時、神様の力が肉の法則と秩序の限界を越えても、これは公義からはずれるものではありません。このように肉の空間の中では肉の秩序と法則に従うことになりますが、時には肉の空間の中でも肉の秩序と法則とは例外的なことが起こる場合があります。これは、肉の秩序と法則を破ったものではなく、その瞬間だけは、霊の空間での秩序と法則が適用されるからです。


たとえを見てみましょう。今日、世界の国々は、相互に外交関係を結び、相手国に外交官を派遣することになります。ところが、これらの外交官が居住する大使館や領事館は国内法の適用を受けません。大使館と領事館内の空間については、その国の領土として認めてくれるからです。そのため、もし我が国の法に違反する人が他の国の大使館や領事館の中に入ると、我が国の法に基づき任意に入ってその人を逮捕できるわけではありません。我が国の領土の中にありながらも、法の適用はその国の法と原則に従うことになります。このように、たとえ肉の空間の中にあっても、肉の秩序と法則に例外があるかもしれないということでしょう。


それがまさに神の力の働きであるという事です。


したがって、肉の空間の中でも、霊の空間のように霊の秩序と法則によって、肉では想像できないことが起こります。肉の秩序と法則にはずれて見えますが、その瞬間だけは肉の空間ではなく霊の空間の法則として働かれるからです。例えば、イエス様が命じられた瞬間に風と波が静まったのは、風と波が肉の法則に従ったのではなく、その瞬間だけは霊の空間の霊の流れに従順したからです。たとえ肉の空間であっても、肉の法則と秩序に適用されない霊の空間が形成され、このような御力のみわざが起こるのです。他国の大使館が我が国の領土内にあるにもかかわらず、我が国の法律に適用されないかのようです。


肉の空間の中でも霊の空間の適用を受けることになると、肉の秩序と法則を超越する現象が起こることができるのです。そしてこれは公義に反するものでも肉の秩序と法則を破るのでもありません。しかし、誰もがこれらのことを現わすことが出来るわけではありません。肉の空間にありながらも、霊の空間で起こることができることを示すためには、そのような資格条件を備えなければなりません。



ノアの完全な従順


このように、父なる神様は、自分が作られた秩序と法則であってもそれを尊重し、その中で行う方であるので、すべてのことは正確な公義の中で成し遂げられます。したがって、父なる神様の公義によって、肉の空間で霊の空間の働きが現れるためには、人の方での従順が必ず必要です。ノアを通して新たに人間耕作が始まることができたのも、まさにノアの従順があったからです。ノアが父なる神の言葉にどれ一つも従わなかった場合、洪水の裁きの後の新しい人間耕作は始まりにくかったでしょう。



今日の本文を見ると、ノアがどれほど神の御言葉に完全に従順であったかがわかります。ノアは六百一年の正月すぐにその月の日に地面に水が引いたからといって、すぐに箱舟の扉を開けて外に出たわけではありません。父なる神様が「もう出なさい」と言われるまでは、依然としてまだ箱舟の中にとどまっていました。私たちはここで完全な従順が何かをもう一度考えてみなければなりません。


ノアと彼の家族は一年近く箱舟の中で生活し、一日も休めないまま動物たちの世話をしなければなりませんでした。一日でも早くその生活から抜け出したいのが人の当たり前の心でしょう。また箱舟という限られた空間の中で生活してみると、当然広くて涼しい外の世界が恋しくなるでしょう。だからノアと彼の家族は、「洪水が終わって地が乾いたら、一日でも早く外に出なければならない」という考えをいくらでも抱くことができます。


ところが、ノアと彼の家族は、水が引いたことを確認しても、任意に出たのではなく、最後まで神様のみことばを待っていたという事です。ノアは最後まで神様の御心を察し、神様の御心に従いました。


では、今日の皆さんの姿はどうですか?


皆さんもいつも父なる神様の御心を察しながら、その御心に最後まで従い続けていますか? 最初はいくら従順だったとしても、途中で変化したり、最後の瞬間にでも変化していれば、これは完全な従順にはなりません。結果は不従順になります。


例えば、今年は教会の方針が前半期には祈り、伝道、使命に力を入れ、一切教育や行事を行わないということでした。ところが6月29日まではよくやっても、もし6月30日にある組織で行事を持っていたら、これまでどんなに頑張っていても、結果は不従順になってしまうということです。


これは一例ですが、教会の中で見ると、時間が経つにつれて最初に指示されたことから変質することがあちこちにあります。指摘してあげればすぐには直すようであっても、少し時間が過ぎるとまた再び以前の姿に戻る場合があります。そして従順についてもう一つ悟らなければならないことは、本人の側ではいくら従うとしても、それが神様の御心と合わなければ不従順になってしまうという事です。


前の時間に説明をしましたが、ノアは水が減ったかどうかを知るために鳥を飛ばしたとき、カラスは水が地面に乾くまで行き来したにもかかわらず、結局ノアが望む答えを持ってくることが出来なかったでしょう。カラスは熱心に外の世界と箱舟の間を行きましたが、いざノアが望む心に合わせられなかったのです。


しかし、ピレモン1:21に、「私はあなたの従順を確信して、あなたにこの手紙を書きました。私の言う以上のことをしてくださるあなたであると、知っているからです。」と言われたように、神様があなたの従順を信頼でき、皆様も父なる神様のおっしゃった以上をやり遂げられる忠実な主の働き人にならなければなりません。


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