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朝の学び161 創世記24章

9月12日
読了時間: 12分

創世記24:13-67


しもべは主人のらくだの中から十頭のらくだを取り、そして出かけた。また主人のあらゆる貴重な品々を持って行った。彼は立ってアラム・ナハライムのナホルの町へ行った。彼は夕暮れ時、女たちが水を汲みに出て来るころ、町の外の井戸のところに、らくだを伏させた。そうして言った。「私の主人アブラハムの神、主よ。きょう、私のためにどうか取り計らってください。私の主人アブラハムに恵みを施してください。ご覧ください。私は泉のほとりに立っています。この町の人々の娘たちが、水を汲みに出てまいりましょう。私が娘に『どうかあなたの水がめを傾けて私に飲ませてください。』と言い、その娘が『お飲みください。私はあなたのらくだにも水を飲ませましょう。』と言ったなら、その娘こそ、あなたがしもべイサクのために定めておられたのです。このことで私は、あなたが私の主人に恵みを施されたことを知ることができますように。」

 

こうして彼がまだ言い終わらないうちに、見よ、リベカが水がめを肩に載せて出て来た。リベカはアブラハムの兄弟ナホルの妻ミルカの子ベトエルの娘であった。この娘は非常に美しく、処女で、男が触れたことがなかった。彼女は泉に降りて行き、水がめに水を満たし、そして上がって来た。しもべは彼女に会いに走って行き、そして言った。「どうか、あなたの水がめから、少し水を飲ませてください。」すると彼女は、「どうぞ、お飲みください。だんなさま。」と言って、すばやく、その手に水がめを取り降ろし、彼に飲ませた。彼に水を飲ませ終わると、彼女は、「あなたのらくだのためにも、それが飲み終わるまで、水を汲んで差し上げましょう。」と言った。 彼女は急いで水がめの水を水ぶねにあけ、水を汲むためにまた井戸のところまで走って行き、その全部のらくだのために水を汲んだ。この人は、主が自分の旅を成功させてくださったかどうかを知ろうと、黙って彼女を見つめていた。

 

らくだが水を飲み終わったとき、その人は、重さ一ベカの金の飾り輪と、彼女の腕のために、重さ十シェケルの二つの金の腕輪を取り、尋ねた。「あなたは、どなたの娘さんですか。どうか私に言ってください。あなたの父上の家には、私どもが泊めていただく場所があるでしょうか。」彼女が答えた。「私はナホルの妻ミルカの子ベトエルの娘です。」そして言った。「私たちのところには、わらも、飼料もたくさんあります。それにまたお泊まりになる場所もあります。」 そこでその人は、ひざまずき、主を礼拝して、 言った。「私の主人アブラハムの神、主がほめたたえられますように。主は私の主人に対する恵みとまこととをお捨てにならなかった。主はこの私をも途中つつがなく、私の主人の兄弟の家に導かれた。」

 

その娘は走って行って、自分の母の家の者に、これらのことを告げた。 リベカにはひとりの兄があって、その名をラバンと言った。ラバンは外へ出て泉のところにいるその人のもとへ走って行った。彼は鼻の飾り輪と妹の腕にある腕輪を見、また、「あの人がこう私に言われました。」と言った妹リベカのことばを聞くとすぐ、その人のところに行った。すると見よ。その人は泉のほとり、らくだのそばに立っていた。そこで彼は言った。「どうぞおいでください。主に祝福された方。どうして外に立っておられるのですか。私は家と、らくだのための場所を用意しております。」 それでその人は家の中にはいった。らくだの荷は解かれ、らくだにはわらと飼料が与えられ、その人の足と、その従者たちの足を洗う水も与えられた。


それから、その人の前に食事が出されたが、その人は言った。「私の用向きを話すまでは食事をいただきません。」「お話しください。」と言われて、その人は言った。

 

「私はアブラハムのしもべです。主は私の主人を大いに祝福されましたので、主人は富んでおります。主は羊や牛、銀や金、男女の奴隷、らくだやろばをお与えになりました。 私の主人の妻サラは、年をとってから、ひとりの男の子を主人に産み、主人はこの子に自分の全財産を譲っておられます。私の主人は私に誓わせて、こう申しました。『私が住んでいるこの土地のカナン人の娘を私の息子の妻にめとってはならない。あなたは私の父の家、私の親族のところへ行って、私の息子のために妻を迎えなくてはならない。』そこで私は主人に申しました。『もしかすると、その女の人は私について来ないかもしれません。』すると主人は答えました。『私は主の前を歩んできた。その主が御使いをあなたといっしょに遣わし、あなたの旅を成功させてくださる。あなたは、私の親族、私の父の家族から、私の息子のために妻を迎えなければならない。次のようなときは、あなたは私の誓いから解かれる。あなたが私の親族のところに行き、もしも彼らがあなたに娘を与えない場合、そのとき、あなたは私の誓いから解かれる。』

きょう、私は泉のところに来て申しました。『私の主人アブラハムの神、主よ。私がここまで来た旅を、もしあなたが成功させてくださるのなら、ご覧ください。私は泉のほとりに立っています。おとめが水を汲みに出て来たなら、私は、あなたの水がめから少し水を飲ませてください、と言います。その人が私に、「どうぞお飲みください。私はあなたのらくだにも水を汲んであげましょう。」と言ったなら、その人こそ、主が私の主人の息子のために定められた妻でありますように。』 私が心の中で話し終わらないうちに、どうです、リベカさんが水がめを肩に載せて出て来て、泉のところに降りて行き、水を汲みました。それで私が『どうか水を飲ませてください。』と言うと、 急いで水がめを降ろし、『お飲みください。あなたのらくだにも水を飲ませましょう。』と言われたので、私は飲みました。らくだにも水を飲ませてくださいました。私が尋ねて、『あなたはどなたの娘さんですか。』と言いますと、『ミルカがナホルに産んだ子ベトエルの娘です。』と答えられました。

 

そこで私は彼女の鼻に飾り輪をつけ、彼女の腕に腕輪をはめました。そうして私はひざまずき、主を礼拝し、私の主人アブラハムの神、主を賛美しました。主は私の主人の兄弟の娘を、主人の息子にめとるために、私を正しい道に導いてくださったのです。 それで今、あなたがたが私の主人に、恵みとまこととを施してくださるのなら、私にそう言ってください。そうでなければ、そうでないと私に言ってください。それによって、私は右か左に向かうことになるでしょう。」するとラバンとベトエルは答えて言った。「このことは主から出たことですから、私たちはあなたによしあしを言うことはできません。ご覧ください。リベカはあなたの前にいます。どうか連れて行ってください。主が仰せられたとおり、あなたの主人のご子息の妻となりますように。」アブラハムのしもべは、彼らのことばを聞くやいなや、地にひれ伏して主を礼拝した。 そうして、このしもべは、銀や金の品物や衣装を取り出してリベカに与えた。また、彼女の兄や母にも貴重な品々を贈った。

それから、このしもべと、その従者たちとは飲み食いして、そこに泊まった。朝になって、彼らが起きると、そのしもべは「私の主人のところへ帰してください。」と言った。すると彼女の兄と母は、「娘をしばらく、十日間ほど、私たちといっしょにとどめておき、それから後、行かせたいのですが。」と言った。しもべは彼らに、「私が遅れないようにしてください。主が私の旅を成功させてくださったのですから。私が主人のところへ行けるように私を帰らせてください。」と言った。 彼らは答えた。「娘を呼び寄せて、娘の言うことを聞いてみましょう。」それで彼らはリベカを呼び寄せて、「この人といっしょに行くか。」と尋ねた。すると彼女は、「はい。まいります。」と答えた。そこで彼らは、妹リベカとそのうばを、アブラハムのしもべとその従者たちといっしょに送り出した。彼らはリベカを祝福して言った。「われらの妹よ。あなたは幾千万にもふえるように。そして、あなたの子孫は敵の門を勝ち取るように。」

リベカとその侍女たちは立ち上がり、らくだに乗って、その人のあとについて行った。こうして、しもべはリベカを連れて出かけた。そのとき、イサクは、ベエル・ラハイ・ロイ地方から帰って来ていた。彼はネゲブの地に住んでいたのである。イサクは夕暮れ近く、野に散歩に出かけた。彼がふと目を上げ、見ると、らくだが近づいて来た。リベカも目を上げ、イサクを見ると、らくだから降り、そして、しもべに尋ねた。「野を歩いてこちらのほうに、私たちを迎えに来るあの人はだれですか。」しもべは答えた。「あの方が私の主人です。」そこでリベカはベールを取って身をおおった。しもべは自分がしてきたことを残らずイサクに告げた。イサクは、その母サラの天幕にリベカを連れて行き、リベカをめとり、彼女は彼の妻となった。彼は彼女を愛した。イサクは、母のなきあと、慰めを得た。




序論


愛する皆さん、主人であるアブラハムから彼の息子イサクのために妻を連れてきなさいという使命を引き受けた最年長のしもべは、ついにアブラハムの故郷であるアラム・ナハライムのナホルの町にたどり着いたのですが、この時、この最年長のしもべが目的地をあらかじめ知ってそこを訪れたわけではありませんでした。 最年長のしもべは、後になって自分が主人のアブラハムの兄弟が住む町に来たことを知り、27節に「言った。『私の主人アブラハムの神、主がほめたたえられますように。主は私の主人に対する恵みとまこととをお捨てにならなかった。主はこの私をも途中つつがなく、私の主人の兄弟の家に導かれた。』」と告白するのが見られます。     


また11節には、最年長のしもべが町に着いた時間が「夕暮れ時」とありました。「 彼は夕暮れ時、女たちが水を汲みに出て来るころ、町の外の井戸のところに、らくだを伏させた。」最年長のしもべが町に着いた時間は、女性たちが水を汲みに出てくる時でした。この時間もやはり、神様の正確な導きだったのです。 このように、到着した場所と時間までも正確に導かれたアブラハムの最年長のしもべは、ここでリベカという備えられた女性に瞬時に出会うことになります。では、最年長のしもべはどのような方法でリベカという女性に出会ったのでしょうか? 彼の方法は全面的に神様だけを頼ることであり、神の導きを心に正確に受けて行われたことでした。    



最年長のしもべがイサクの妻になるリベカに会って連れてきた過程  

    

彼はまず神様に祈ります。13-14節「ご覧ください。私は泉のほとりに立っています。この町の人々の娘たちが、水を汲みに出てまいりましょう。私が娘に『どうかあなたの水がめを傾けて私に飲ませてください。』と言い、その娘が『お飲みください。私はあなたのらくだにも水を飲ませましょう。』と言ったなら、その娘こそ、あなたがしもべイサクのために定めておられたのです。このことで私は、あなたが私の主人に恵みを施されたことを知ることができますように。」」とあります。

神様に確実な証拠、しるしを求めているのです。 神様はしもべのこのような祈りを聞き、そのまま働いてくださるのを見ることができます。 しもべが言葉を言い終わらないうちに、一人の女性が水がめを肩に載せて泉に近づいてきたのですが、この女性はしもべの先ほどの祈り通り、しもべが水を少し飲ませてくださいと言うと、彼にだけでなく、しもべのラクダのためにも水を汲んでくれたのです。まるでしもべの祈りを聞いていた人のように、彼女はあまりにも正確に行動したのです。だから、自分の目の前で繰り広げられるこの光景を見ている、老いたしもべの心はどうだったでしょうか?主人のアブラハムを覚えて、自分の祈りを聞いてくださり、ご自身で導いてくださった神様に感謝し、感激するしかなかったでしょう。     


しかし、最年長のしもべは、ここで終わりませんでした。  21節に「この人は、主が自分の旅を成功させてくださったかどうかを知ろうと、黙って彼女を見つめていた。」とあります。 一気に「この女性が探していた女性だ」と思ったのではなく、もう一度神様の導きを確認しようとしたのです。   それで、しもべはその女性に金の輪一つと金の腕輪一組を与え、「あなたは、どなたの娘さんですか。どうか私に言ってください。あなたの父上の家には、私どもが泊めていただく場所があるでしょうか。」と尋ねたのです。 すると、この女性は驚くべき返事をします。   「私はナホルの妻ミルカの子ベトエルの娘です。」と答えたのです。     


皆さん、この最年長のしもべは、主人の命により主人の故郷に発つ前に当然、主人の家族関係について聞いたはずです。 故郷に誰が住んでいて、アブラハムの兄弟たちはどのように暮らしているのかなど、アブラハムは普段から自分が知っていた故郷のことを、この最年長のしもべにも伝えました。そのため、最年長のしもべは、この女性からナホル、ミルカ、ベトエルという名前を聞いた瞬間、自分が正確に訪ねてきたことを悟ったのでした。そして、これこそ神様がすべてをつかさどって導いてくださった結果であることを感じることができました。     


それで彼は頭を下げて神様を礼拝し、「私の主人アブラハムの神、主がほめたたえられますように。主は私の主人に対する恵みとまこととをお捨てにならなかった。主はこの私をも途中つつがなく、私の主人の兄弟の家に導かれた。」と神様に栄光を捧げました。その後、リベカは自分が経験したことを母の家の者に告げ、これにリベカの兄ラバンが出てきて、最年長のしもべを迎えることになります。   そしてラバンはしもべを自分の家に導いてもてなし、しもべから事の一部始終を聞くことになります。 最年長のしもべは、まず自分の主人であるアブラハムについて紹介した後、自分がなぜここに来ることになり、どのようにしてリベカに会うことになったのか、その過程を正確に説明します。

 

すると、この言葉を聞いたリベカの兄ラバンと彼女の父ベトエルは、50-51節「このことは主から出たことですから、私たちはあなたによしあしを言うことはできません。ご覧ください。リベカはあなたの前にいます。どうか連れて行ってください。主が仰せられたとおり、あなたの主人のご子息の妻となりますように。」というのです。  まさにすべてが一瀉千里(いっしゃせんり:物事が一気にはかどることのたとえ)に、あまりにも順調に行われている場面ですね。     


これに対し、最年長のしもべは地にひれ伏して主を礼拝した後、自分が持ってきた銀や金の品物や衣装を取り出して、リベカに与えました。また、彼女の兄や母にも貴重な品々を贈ります。すべてのことがなされてから、最年長のしもべは、自分が持ってきた貴重な品々でリベカとその家族に礼を尽くして、主人の心を伝えました。  その夜、そこに泊まったしもべとその従者たちとは、朝になって彼らが起きると、リベカを連れて 主人のところに帰らせて下さいと言います。すると、リベカの兄と母親は、それでもリベカと数日間、ともに過ごすことを願います。 当然そうしませんか?   


これに対し、最年長のしもべは「私が遅れないようにしてください。主が私の旅を成功させてくださったのですから。私が主人のところへ行けるように私を帰らせてください。」と答えます。   結局、リベカが自らどうするかを決めることになり、リべカはしもべの望むどおり直ちに彼について行くことにします。このようにしてリベカは、乳母と侍女たちを連れて、最年長のしもべについて自分を待つイサクのいる土地に旅立ちます。そして、イサクの妻となり、彼の愛を受けながら生きていくことになります。

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