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朝の学び106 創世記13章

9月6日
読了時間: 8分

更新日:9月10日


創世記13:10-18

ロトが目を上げてヨルダンの低地全体を見渡すと、主がソドムとゴモラを滅ぼされる以前であったので、その地はツォアルのほうに至るまで、主の園のように、またエジプトの地のように、どこもよく潤っていた。それで、ロトはそのヨルダンの低地全体を選び取り、その後、東のほうに移動した。こうして彼らは互いに別れた。アブラムはカナンの地に住んだが、ロトは低地の町々に住んで、ソドムの近くまで天幕を張った。ところが、ソドムの人々はよこしまな者で、主に対しては非常な罪人であった。ロトがアブラムと別れて後、主はアブラムに仰せられた。「さあ、目を上げて、あなたがいる所から北と南、東と西を見渡しなさい。わたしは、あなたが見渡しているこの地全部を、永久にあなたとあなたの子孫とに与えよう。わたしは、あなたの子孫を地のちりのようにならせる。もし人が地のちりを数えることができれば、あなたの子孫をも数えることができよう。立って、その地を縦と横に歩き回りなさい。わたしがあなたに、その地を与えるのだから。」そこで、アブラムは天幕を移して、ヘブロンにあるマムレの樫の木のそばに来て住んだ。そして、そこに主のための祭壇を築いた。




アブラムに与えた祝福


14-15節を見ると、ロトと別れたアブラムに、神様からの祝福の言葉が出てきます。「ロトがアブラムと別れて後、主はアブラムに仰せられた。「さあ、目を上げて、あなたがいる所から北と南、東と西を見渡しなさい。わたしは、あなたが見渡しているこの地全部を、永久にあなたとあなたの子孫とに与えよう。」とおっしゃったのです。この御言葉の中には、すでに神様の計画の中に、将来アブラムの子孫として出てくるイスラエル民族を通して、どのように働いていかれるのかが含まれています。アブラムに至るまで受け継いでこさせた正統の系図を通して、選民イスラエルが出てくることになり、神様は彼らをすべての民族の上に優越して立てることで、彼らを通してすべてに完全で優れた主の名前を、人々の心に鳴り響かせるということです。イスラエル民族を通して、世界の万国の民に神様を知らせながら、計画された人間耕作の摂理を成し遂げようという意味が込められているのです。     


このような遠大な計画と摂理を成し遂げるために、神様が選ばれた人物がアブラムだったのであり、神様はアブラムにそれだけ大きな愛と祝福を約束してくださっているという事です。彼に与えた祝福の誓約が、単にアブラム個人だけに該当するのではなく、将来出てくることになる選民イスラエル全体に対するものなので、祝福の誓約はそれだけ大きくて遠大だったということです。そして、一度与えられた祝福の約束は、この世が終わるまで永遠のものなので、神様は最後の時にもう一度聖霊の火のような働きを通して、福音がイスラエルに回帰させることで、アブラムに与えた約束を成就していらっしゃるということです。 

「わたしは、あなたが見渡しているこの地全部を、永久にあなたとあなたの子孫とに与えよう。」13章15節の言葉が、単に肉に見える地を永遠に与えるという意味ではなく、彼らに向けられた救いの摂理までも含む霊的な意味の約束なので、神はその約束を成し遂げようと、選民イスラエルを通して救い主が出るようにしたのであり、もう一度、聖霊の働きを通して父の摂理を示しているということです。続く16節では,より具体的な契約の言葉が宣言されます。「わたしは、あなたの子孫を地のちりのようにならせる。もし人が地のちりを数えることができれば、あなたの子孫をも数えることができよう。」と言われましたが、最初アブラムを呼びながら、創世記12:2「そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。」という言葉がどのようになされるのかをおっしゃっているようです。     


人としては地のちりを数えることが不可能なことであるのと同様に、アブラムの子孫も多すぎて数えることが不可能なほどであるという意味が、まさに16節の御言葉に含まれているのです。「数えることができれば」と言われたのは、「もし数えるなら」という意味で、結局は数えられないことを強調することでしょう。ですから、この御言葉の中には、将来アブラムを通してどれだけ多くの子孫が出てくるかがよくあらわれています。ここで言われる「子孫」とは、肉の系図を追う子孫ではなく、信仰で従っていく信仰の子孫です。アブラムは将来、諸国の信仰の父としてすべての信仰の父になるので、今日に至るまで信仰によって救われたすべての人はアブラムの子孫になるのです。アブラムは、信仰によって救われる人が出るたびに、信仰の中で父となる栄光を世界の終わりまで受けるようになります。このように、信仰の父という立場がどれほど栄光の場所であり、どれほど貴重な場所なのでしょうか。神様がアブラムに与えられた約束の言葉は決して小さな祝福ではなく、人間耕作の歴史の中に一度だけある、空前絶後の祝福の契約です。 

しかし、祝福の約束はその当時のアブラムに与えた約束ではありません。彼がこれから通過しなければならない訓練までもすべて通過した後に、父なる神様の前に完全な者として出てきたときに、初めて彼を通してなされる約束なのです。しかし、神はアブラムがこれからのすべての訓練を通過し、完全な信仰の父として立つことを知っていたのでこの言葉をくださったのであり、アブラムもやはり一度神様がくださった言葉をひたすら信仰で固く掴んでいったので、この約束の言葉は一寸の誤差もなく叶うことになります。13章18節「そこで、アブラムは天幕を移して、ヘブロンにあるマムレの樫の木のそばに来て住んだ。そして、そこに主のための祭壇を築いた。」アブラムが驚くべき約束の言葉を受けた時も、神様の前に祭壇を築いたので、神様との間の約束を確証しました。前にも申し上げたように、アブラムはただ唇だけで神様に感謝したのではなく、このように神様の前に祭壇を築いたので、神様がくださった契約を完全に自分のものとして受け取ったという確証が神様との間にあるのです。

 


アブラムの告白


その当時、アブラムが神様の前にさしあげた告白をしばらく紹介します。「父よ、すべてのことの根本である方、すべてのことにおいて完全であり、すべてのことを主管しておられる、父なる神様の御前にひれ伏し賛美をお捧げ致します。小さく低き者であり、何ものでもない存在のわたしでしたが、父がわたしを愛しわたしを選び、わたしをその心に抱いて完全な者として成し遂げて下さり、唯、父の栄光の為に生きるようにして下さり感謝申し上げます。わたしに多くのことを約束し、それを忠実に守られ、この息子を通して父の永遠のご計画、そのご意思を完全に成し遂げるよう導いて下さり、心から感謝と栄光をお捧げ致します。」

この告白の中には自分を選んで完全に整え、神様の摂理のための道具として使われるようにする父なる神様に対する感謝と畏敬、そして神様の誠実な約束に対する中心からの信頼が込められています。皆様の人生の中でも毎日このような称賛と告白が溢れますように主の名前で祈ります。このように祝福の道に入るアブラムとは異なり、肉を追っていったロトがそれによって体験する苦痛の過程については、次の時間に続けて説明することにします。   



結論    


私たちが人生の中で一瞬一瞬、父なる神の前に感謝する条件はあまりにも多いです。また、必ずしも個人に直接与えなかったとしても、祝福の約束は講壇を通して常に宣布されています。それを自分のものにして信じていけばいいのです。それで、私は父なる神様がある祝福の御言葉をくださった時、いつも私への御言葉として信じて受けました。実際に現実には見えるものが一つもない時も、誠実な神様の御言葉を信じて変わらない心で最後まで行っていった時、神様は必ずおっしゃったことを叶えてくださいました。         


それでは、皆さんはどうですか?「目に見せてくれないと信じられない」という方がいらっしゃいますか?「手のひらほどの雲でも見えれば信じる」とおっしゃる方はいらっしゃいますか?エリヤ預言者が3年半の日照りの中で雨を引き降ろすために祈りに行ったとき、彼は雲が見えて祈りに行ったのではありません。何も見えない中でも信仰で出て行き、そうした時に神様が手のひらほどの雲を送ってくれました。     


アブラムも同じです。彼の子孫が地の塵のように多いことをおっしゃった時に、彼に息子がいたわけではなく、息子が産まれる約束があったわけでもありませんでした。また、東西南北の見える地を与えるというお話も、今すぐ目に見える実があったわけではありません。アブラムが神様から多くの祝福を受けていくとはいえ、目に見える四方の地を取っていくには、まだ彼の力が足りない時でした。     


このようにエリヤやアブラムは現実に何も見えない状況でも、神様の御言葉を信仰として受けたので、神様は結局彼らの信仰通りに働いてくださったという事です。ですから、皆さんはヘブル11:1「信仰は望んでいる事がらを保証し、目に見えないものを確信させるものです。」という言葉のように、望むことが実状として現れ、見えないものが証拠として現れるまで変わらない心を守っていくことを願います。このような霊的な真の信仰を所有することにより、皆さんの人生の中で「あなたの信仰通りになる」という御言葉が日々成就していきますように主の御名でお祈りします。

イエス・キリスト日本連合聖潔会
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