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ヨブ記講解79 - まことの宝(上)

4 日前
読了時間: 14分

説教:イ・スジン牧師

本文:ヨブ記28:1-4


愛する皆さん、前回ヨブ記講解78回目のメッセージを伝えながら、ヨブ記27章が終わりました。27章でヨブは、自分は正しいものとして、自分の義を奪った神様、自分を苦しめる神様だと言いました。そして、自分は正しい人なのにこんなに大きい苦しみを受けているから、もし自分が神様なら悪人たちを立ち滅ぼしてしまう、その子孫まで呪いを受けるべきだと言いながら、厳しい呪いの言葉を口に出していました。しかし神様が望んでおられる真の義と愛は、悪人に対しても忍耐をも持って寛容を尽くし、赦して機会を与えて待ってあげる心だと言いました。今日から調べる28章では、ヨブが自然万物についていろんな例えを挙げて自分の心を訴えています。ヨブはただ自分の立場を説明するために肉的な知識を使っているのですが、ここには霊的な意味が込められています。メッセージを聞きながら霊的に悟り、心の糧にして真の宝を得る皆さんになりますように。​


28章でヨブが言っていることを見てみれば、彼がどれほど知識と知恵が優れているのかもう一度感じられます。ところでヨブがなぜこのように言っているのかは28章が終わる頃分かります。ヨブ記28:20です。「では、知恵はどこから来るのか。悟りのあるところはどこか。」と言いながら、知恵の始めである神様を崇めるように見えるけれど、結局は自分の妥当性を主張するための言葉だと分かります。今週と来週で伝えられるメッセージを聞いてみれば分かります。ヨブは自分の意図を隠していろんな例えを挙げて説明しています。しかし私たちはヨブがなぜこのように言っているのか後で分かるようになります。そしてこの御言葉から霊的なことを悟りましょう。28章の序論にあたる今日の本文は、ヨブが何かの目的があるから、つまり自分の最後に言いたいことを説明するためにいろんな例えを挙げていることを覚えてメッセージを聞きますように。​


本文ヨブ記28:1-2です。


まことに、銀には鉱山があり、金には精錬する所がある。鉄は土から取られ、銅は石を溶かして取る。(ヨブ記28:1-2)


これまでヨブは、悪人はこれこれの呪いを受けるべきだと言っていたのですが、突然銀と金と鉄と銅について説明し始めます。ヨブはなぜこのようなことを言うのでしょうか?ヨブは友達に一生懸命説明したのですが、歯がゆいと感じました。なぜならヨブが言っていることを友達が受け入れないからです。ヨブと友達は絶えず言い争っていて激しい口論をしていたので、互いに聞かないふりをしても聞いていました。相手の言っていることを聞いて言いがかりをつけて攻撃するためでした。ヨブと友達が言い争っている姿を想像してみてください。話をするときは相手と目を合わせて、相手の話を聞きながら共感するとうなずいたりします。しかし相手の話を聞きたくないときや、互いの意見が対立して言い争うときはどうでしょう?相手が話をしているとき聞きたくないようなふりをするのですね。聞いていないように顔をそらしたりします。でも聞かないわけではありません。相手が何を言っているのか注意深く聞いて言いがかりをつけようとします。そして反論して攻撃しようと準備をしているのです。ヨブと友達がそんな風に言い争っていました。そしてヨブは友達の前で自分が言いたいことをこのようにずっと説明しているのです。​


皆さん、家族の中でこんな姿はありませんか?互いに話を聞き入れて尊重すればいいのですが、相手の話を反対したり聞きたくないような顔をしていたり、反撃したりする姿はありませんか?相手がもし真理と反対のことを言っているならば、それに賛成はできないのですが、でもその人の話を聞いてあげることは礼儀というものではありませんか?そうでなければ、相手も気を悪くして無視されていると思うかもしれません。話を聞きながら知恵を持って返事をすることは大切ですが、でも相手を怒らせたり相手を刺激するような行動をしてはいけないでしょう。雰囲気をもっと良くするために知恵を使う方がいいでしょう。相手が何かあって怒鳴ったりまた怒ったように話をするとき、もっと怒らせるのではなくてその心を和らげて、「じゃあ何かおいしいものでも食べながら話しましょうか」とか、ちょっと雰囲気を和らげるような知恵も必要でしょう。ヨブと友達がどんなふうに厳しく激しく口論しているのかを見ながら、皆さんも周りの人との関係で自分はどんな姿なのか顧みますように。​


自分の心の中に悪がなければ、相手がいくら悪いことを言っても、とんでもないことで厳しいことを言っても、私たちはそれによって傷ついたりまたはその人を裁いたりすることはありません。自分の心の中ではただ安らぎがあるだけです。そして相手を刺激するようなことも言いません。その人のために心の中で祈るでしょう。その人が、それ以上神様の前にふさわしくないことを言ってほしくないと思いながら、知恵を持ってその人の心を和らげようとするでしょう。でも心の中に悪がある人は、その人の話を聞きたくないとか、とんでもないことを言っているとこのようにさばいているならば相手にそれが伝わります。言わなくても相手は感じるのです。それでもっと相手は自分のことを強く言おうとしたり、また気を悪くしたり怒鳴ったりするようになるのです。ですから私たちは自分の心にある悪を速やかに捨てましょう。すると相手も善を感じるから感動するようになり、それ以上悪いことは言わなくなります。皆さん自分自身が光になると周りの人の暗闇も退けることができます。家族との間で話をするときどんなふうに接しているのか、自分の中にどのくらい善があるのか、光があるのか、顧みますように。


ヨブは自分が言う話を友達が聞いてくれないし、あまり反応もないから、今からは独り言のように言います。相手が聞いていないが、自分が言いたいことを言うのです。本文で出てくる金と銀と鉄と銅は人が生きるのにたっとく思われる重要な資源です。このような金属はほとんど鉱山から取れる鉱物から採取します。鉄の場合は鉄鉱石から採取しますが、主に地下の砂利や土と混ざっているからヨブは、鉄は土から取られと言っています。このように採取した鉱石は溶鉱炉に入れて溶かして、金属を分離したり抽出したり生成します。本文では鉱石がどこから産出されるのかが重要ではなくて、ヨブがなぜこう言っているのかと、これに込められている霊的な意味が重要です。金、 銀、鉄、銅の鉱物は動物ではなく人によって得られます。ヨブは人と密接に関連しているものの中で、人が発見して開発した銀と金と鉄と銅を思い出しました。銀と金と鉄と銅が作られる過程をヨブが説明するのは、その出どころを言いたいからです。このような鉱石は必ず産出されるところがあるから使えます。また地の中にいくら多くの資源が埋まっていても、人がこれを発見して掘り出して開発しなければ、今日のような文明の発達はなかったでしょう。つまり金、銀、鉄、銅のような資源は必ず人の手によって使われる道具として誕生したということです。


ヨブは自分の考えを主張するために、 鉱物がどこから取られたのか説明しているのですが、私たちはここでさらに深い真理を見出さなければなりません。それは私たち人の子らがどこから来たのかということです。人は自分で生まれたものでもなく偶然にできたものでもなく他の生物から進化したものではありません。創造主の神様の手によって造られたものです。創造の主体である神様を正しく知っていなければなりません。世では宇宙万物がどこから来てこれを司る方は誰なのか、真の神は誰なのかを知らないから、虚しいものを追い求めてさまよう人が多いのです。万物の霊長と言いながらも、人生の目的と価値が何か悟れず自分勝手に生きる人が多いのです。真に価値のある人生を送るためには、まず自分がどこから来てどこに帰り、何のためにこの地上で生きているのかを知っていなければなりません。


それでは私たちはどこから来てどこに帰る存在でしょうか?創造主の神様は聖書を通して人を造られた目的を正確に教えてくださっています。それは神様と愛を分かち合う真の子供を得るためです。もちろん神様のそばにはロボットのようによく聞き従う多くの天の軍勢とみ使いがいます。しかしいくら性能の良いロボットでも愛する子供の代わりはできないように、神様は心から出てくる愛と自由意志をもって聞き従う子供、心を分かち合える真の子供を得たいと思われました。それで神様はご自分の形によって人を造られて鼻に命の息を吹き込んでくださいました。この命の息によって人は霊的な存在になり、まるで電源を入れれば機械が起動するように体が動いて、魂の働きが始まりました。創造主の神様は男性には命の種である精子を、女性には卵子を与え子供を産むようにしてくださいました。自分の能力で子供を産むのではなく、神様が子供を産むことができるように命の種を与えてくださったのです。このように神様が創造された人は霊が人の本質であり主人の役割を知っていました。


しかし最初の人アダムが罪を犯したので、霊は死んで魂が主人のようになり、自分がどこから来てどこに帰るのかを知らないまま、一人で存在しているように思っています。この魂を支配するのは敵である悪魔サタンです。敵である悪魔サタンは、創造主の神様を人が信じるようにしないのです。神様を信じないようにします。この世が全てのように惑わしています。だから魂が主人になっている人は、自分がどこから来てどこに帰るのかわからないまま彷徨っていて罪に染まっていくのです。しかし、誰でもイエス・キリストを受け入れて罪を許されれば、死んでいた霊が生き返り御霊によって霊を生んでいきます。それだけ霊が主人になった真の人の姿を回復するようになります。皆さん、人が本分を取り戻すことが重要です。それは真の人の姿を回復することです。最初、神様が造られた時の姿、その存在、価値ある存在になることです。それが、人がすべきことです。


そのような人の行いは、神様を大事に愛することです。また神様の御言葉は、子どもたちが真理の属性、霊の心に変えられるように導き、父なる神様を知って似ていくようにします。それによって永遠の命を得て私たちが行くべき故郷天国の栄光を得るようにします。このように創造主の神様から来て創造主の神様に帰るべき存在であることを悟った人は、永遠の天国に希望を置いて真の幸せを得ようとします。このような一番重要で基本である霊の知識を知っていてこそ、人生の真の目的が何かを悟れます。伝道者の書12:13に「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。」とあります。神様を恐れかし込みその命令を守り行い、人の本分を取り戻すだけではなく、万物の霊長として最も価値のある幸せな生き方をするようになります。


皆さんが御霊の歩みに入れば、この地上でのものはただ生活のために必要なもので、それをさらに追い求めようとしません。反対に貧しい生活をしても天国への希望があるから心が満たされています。満ち足りています。このような真の幸せ、自分の心に真理が満たされている時の喜びを味わわなければなりません。この世の人はどうでしょうか?広い家を買ったとして良い車を手に入れたとしてもその時は嬉しいでしょう。でもその喜びは続かないのです。肉のもので満足することはないからです。心を満たすことはできません。人には神様がくださった霊があるから、霊が死んでいると世のもの地上のものをいくら手に入れても虚しいだけです。肉のものによって満足を得ようとしてはいけません。世のもので楽しみ、それによって嬉しいと思うかもしれませんが、しかしそれはだんだん虚しくなり滅びに向かっていく道です。ヨブは続いて人が金、銀、鉄、銅のような地下資源を掘り出す過程を説明します


ヨブ記28:3-4です。


人はやみを目当てとし、その隅々にまで行って、暗やみと暗黒の石を捜し出す。彼は、人里離れた所に、縦抗を掘り込み、行きかう人に忘れられ、人から離れてそこにぶら下がり、揺れ動く。(ヨブ記28:3-4)


やみはとても暗いことを言います。その隅々まで行くとは深く研究することです。暗やみとは雲が空を覆った時のように暗いことを言います。また暗黒とは深い地の中の闇にこもれているものを言います。暗黒です。ヨブは知恵があるので、友達を悟らせるためにやみを説明する時も、暗やみと暗黒に分けて表現しています。やみは全ての闇を総称しますが、この闇を地の上では暗やみで地の下では暗黒で区分しています。ヨブは人が絶えず研究して発見して闇のように暗い地の中から金と銀と鉄と銅を得ることを説明しています。人々は鉱石を掘り出して持続的に研究した結果、金属エネルギー、建築材料など多様な用途で開発し、それによって文明が発展しました。しかしこのように科学が発達しても、このような鉱石を得るためには探して掘り出す労苦が必要です。そしてどれほど危険を犯さなければならないでしょう。


ヨブが生きていた時代には今のように良い装備がなかったのです。まずは資源がある鉱山に行かなければならないので、ほとんど家から遠く離れます。このような苦労を表現しているのです。ヨブ記28:3-4をもう一度読みます。「人はやみを目当てとし、その隅々にまで行って、暗やみと暗黒の石を捜し出す。彼は、人里離れた所に縦坑を掘り込み、行き交う人に忘れられ、人から離れてそこにぶら下がり、揺れ動く。」とあります。このように地の下に埋まっている鉱物を掘り出すために、探すために遠くまで行って長い間帰ってこないのです。例えば石炭を掘り出すためには、命綱を繋いで地の深いところまで入っていきます。人々と離れるし体が綱にぶら下がり揺れ動くようになります。昔はこんな風に石炭を掘り出していて炭鉱が崩れる場合がありました。その中で多くの人が死ぬもどかしいこともありました。各種の技術と装備が発達している今日も、鉱物を掘り出すことはとても危険な作業なので、安全管理が絶対的に必要です。


皆さん、これまでヨブが言っていた内容の肉的な意味を説明しました。しかし本文で重要なことは霊的な意味を見つけることです。人が生きていくのに必要な鉱石は深い地の中に入って暗闇の中から得るのですが、私たちが創造主の神様を見つけるためには、闇ではなく光のところに行かなければなりません。ここで光とは神様そのものであり神様の御言葉です。私たちが真理である神様の御言葉、善、愛の内に留まる時、神様を見つけることができるのです。イエス様は弟子たちにヨハネ11:9-10で、「昼間は12時間あるでしょう。だれでも、昼間歩けば、つまずくことはありません。この世の光を見ているからです。しかし、夜歩けばつまずきます。光がその人のうちにないからです。」と言われました。昼間は光がある時間です。光が一番輝く時は昼12時です。ところで霊的な真の光は私たちの主イエス様です。私たちがイエスキリストに留まる時、神様はいつも共におられ、魂に幸いを得ているように、全ての点で幸いを得るように祝福してくださいます。


人が金、銀、鉄、銅を得るためにどれほど苦労をして難しい危ない過程を経ますか。このように肉的なものを得るためにも汗を流す作業が必要ですが、霊的なもの永遠の天国を得るために労苦がないでしょうか。自分の中の真理と反対のものを発見して捨てるために、自分というものが死ぬためには必ず試練という過程が必要です。ですから私たちは、自分を変えさせてくれる練られる過程を、喜びをもって受けなければなりません。皆さんの生活が厳しくなったり、そしてある人の場合は大きな罪のための試練ではない場合があります。病気や事故、試練患難ではなく、私たちの心を広げて、私たちがさらに善と愛を満たすために心が練られる過程が必要です。神様の心に変えられ心に似ていくための変えられる過程が必要です。人間関係において試練があります。ある人との関係で、自分の心の中の悪を発見したり傷ついたり苦しんだり悩んだりいろんな現象があります。時にはある人が言ったことによって傷つくこともあります。この過程を通して、皆さんが霊的に心が練られるようになるのです。でもそれを喜びをもって感謝するのではなくて、ただ辛いと思ったりそして嘆いたり訴えたり気を落としてしまってはいけないでしょう。


例えば何かのことで指摘された時どうでしょうか?気を悪くすることはありませんか?不満を抱くことはありませんか?指摘してくれて私の欠けているところを直すことができるから感謝しなければならないでしょう。そうではなくて、人にちょっと言われたからといって傷ついてしまうと、自分が自分を苦しめることになります。それは神様が望んでおられることではありません。そしてそのように辛いと思ってしまい落ち込んでしまったら、変えられることができないでしょう。私たちは試練を通して変えられていくのです。発展していく過程なのです。足踏みしていてはいけません。アブラハム、ヤコブ、ヨセフなど信仰の人々も試練という過程を経て、金のような信仰を持つようになり祝福を受けました。そして人が資源を掘り出すために絶えず探して研究するように、私たちは神様の御心を知るために絶えず探し求めなければなりません。そして神様を見つけるために自分の考えや知識、時間や物質も投資しなければなりません。(つづく)

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