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​教会の庭

 


子供の頃、通いなれた道の垣根に、花のかたちが時計に似ているこの花を見つけて、心に留めたのを覚えています。その時はトケイソウという名前で呼ばれていたと思います。
10年ほど前、植木鉢で花が咲いているものを購入して、自宅で育て、実も楽しみました。冬場は家の中に取り込み、3~4年は頑張って育てていました。

西日もよく当たる教会の庭に、真夏の暑さを避けるため、グリーンカーテンを張り巡らすのが、長年の夢でした。(上の写真は、残念ながら今咲いているものではありません。)

 


また、2004年に制作された「パッション」という映画を何回も見る機会がありました。イエス・キリストの受難を写実的に描写した映画です。
この映画の題名と、この花が同じであるのも驚きでした。

今年の6月にこの苗を園芸店で見つけ、花と実がなるのを夢見て、教会の庭に植えました。
今年の特別な暑さにもめげず、茎や葉はどんどん成長しています。ところが一向に、花が咲きません。いろいろ考えてみると、植物が健全に育つためには、枝や葉を茂らせるチッソ、花や実を付けさせるリンサン、根を張らせるカリがバランスよくほどこされることが必要だとわかりました。
旺盛に繁るパッションフラワーは、水と肥料がふんだんに必要であることは知っていましたが、それぞれの肥料の役割を考慮することがとても重要で、この比率を考え

ないでいたことも施す時期も大きい原因だとわかりました。
30度C以上が連日続く今年の夏です。
高温障害も起きて花芽も落ちたりするので、真夏には花が咲かないこともあることも知りました。まだ花芽を見つけられないのは残念ですが、パッションフラワーの生態、肥料のことなどを更に知ることかできて、感謝です。

神はすべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでおられます。
                           (テモテの手紙第一2:4)

映画「パッション」の続編「レザレクション」(仮題、原題:The Passion of the Christ: Resurrection)の撮影が今春に始まったそうです。イエス様が十字架で磔刑(たっけい)に処せられてから復活するまでの3日間を中心に描く作品になるということです。

パッションフラワーを育てることと、「パッション」の続編を見る楽しみが重なって、この長い夏を乗り切っていきたいと思います。
パッションフルーツを食べることも期待しつつ。

 

パッションフラワー

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